27歳市議会議員-パートⅡ | 25歳 フリーランスってどうなのよ?!

27歳市議会議員-パートⅡ


この前書いた、27歳市議会議員の先輩のお話。



彼は大学3年生から就職活動をはじめ、第一志望の
朝日新聞を受けました。

結果は、最終面接でペケ



で、就職活動を辞めてしまいました(苦笑


「入りたいところに入れないなら辞める」


ってめちゃくちゃな事を言って、



「はぁ~~~、ばかじゃん」


という周りの意見をムシして、就職浪人になりました。
そして翌年・・・



彼は卒業して、フリーターになったのです。


何を考えているんだか・・・

その当時、「何してるの?」



って聞くと、


「ボランティア~」
とか、

「介護の仕事~」とか、

「選挙事務所の手伝い~」

とか、本当によく訳の分からない事を
言っていました。



そんなこんなが3年間・・・


次に彼に話を聞いたとき、

「出馬しようと思うんだ」



・・・



「はっ?!ホンキで言ってるわけ?!」


皆がびっくり。だって、無所属だし、親が
政治家なわけでもないし、コネがあるわけでもないし・・・




なのですが、毎日毎日、自分がどれだけこの
街に熱意があるかという事を街頭で語り続けたそうです。


そして迎えた選挙の日。



・・・何と、次票に大きく差をつけて、彼は当選してしまったのです!そりゃあ、もう、すごいったらありません。


27歳で市議会議員はありますが、無所属というのは
本当にないらしいんです。




「あいつすげーなー。ホントになっちゃったよ。さすがだなぁ
やっぱり頭の良いヤツは違うな」



皆が言いました。
だけど、その前はどうだったでしょう


皆は何と言っていたでしょう
彼がフリーターをしていた時。


間違いなく、冷めた目で見ていた人が多かったに
違いありません。



当選するまでの話を本人に聞いてみたら。


「人間17万あったら十分生きていけるね。
俺はプライドも何もそこで全て捨てたよ。
金が無くたってみんなで飲む安酒がうまかった。



それが俺が強くなれた秘訣。
今、無職になったて、全然平気だもん。

人生なんて、生きてるだけで最高に楽しいぜ」


周りの皆が大手に就職し、それなりのお給料を
もらってる横で、自分だけフリーターをやって
当選するかどうか分からない議員を目指すのは、

並大抵の精神力ではないと思います。



それを選んだ彼を心からスゴイと思ったし、
その苦難を乗り越えた彼は、心からすげーと思った。




「死にたいほど辛くなったらやめれば良い。
だけど、これからどうしようか考えてるくらいだったらもう少し
やってみれば。皆が出来る事ではないんだし」


フリーランスとして働く事に疲れている私に、
言ってくれた言葉です。



「生きてるだけで幸せなんだよ」



そう言った彼の顔からは、本当にそう思ってるんだろうな
と、思わせる何かが出ていました。



そうなるまでには、私ももう少し修行が必要みたいです